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転倒[事例: 4]

施設内で転倒 頭を強く打ち亡くなった例(2000万円)

ご長女とご長男から連絡をいただきました。
施設内のフロアで食事中、ご利用者のお父様は、少し早く食べ終えて、外に興味を持ち、椅子を立ち上がって誰もいない(他者)居室に一人で入ってしまいました。

その様子を職員のだれも見ていなかっただけでなく、お父様がいないことに自体にも気づきませんでした。その後、ドンと大きな音がしたため、職員が入ると、出血されたお父様がいました。頭を強く打ち付け、頭部挫傷により亡くなってしまいました。

ご長女とご長男が弊所へご相談にいらっしゃいました。

まず、弁護士からは、急ぎで指示をしました。施設に対し、フロアの映像を消去せず、ただちに複製して送ってほしいと伝えました。USBで送ってもらいました。

映像を精査した結果、お父様が他者の部屋へ入って10分間、職員誰も、お父様がいないことにすら気づいていなかったことがわかりました。弁護士としはこれが重大な過失であると考えました。

また、取り寄せた介護記録シートを読むと、以前も、お父様が、食後に立ち上がりふらふらと徘徊してしまったことがわかりました。こういった過去の例を踏まえれば、食後の見守りに特に気を付けなければならなかった点を、注意義務として指摘する旨の書面を作成しました。

上記を書面にまとめ、施設側(事業主)に郵送で送りました。

相手方に代理人弁護士がつき、約2か月後に、相手方が全面責任を認める旨の通知が届きました。

内容は、2000万円の賠償金支払いを受けるというもので、和解しました。

ご家族としては、突然の父の死を受け入れられず、ふさぎ込んでいたものの、少しは報われたという思いになり、また前を向けそうですとおっしゃっていただきました。

解決事例カテゴリー
誤嚥転倒薬誤投与徘徊